上七軒
学問の神様として有名な菅原道真公が祀られている北野天満宮の東側、
今出川通の北側に、京都最古の花街である上七軒(かみしちけん)があります。
上七軒の歴史は、室町時代に北野天満宮が再建された際、余った木材をもとにして、七軒の茶屋を建てた事に始まると言われます。また豊臣秀吉は北野で大茶会を開いた折、茶屋名物の御手洗団子を食し、その味を大変気に入り、商いの特権を与えたと言われます。
上七軒は江戸時代以降、祇園と並ぶ花街として繁栄を極め、西陣織の最盛期には、多くの茶屋が軒を連ねたと言います。西陣織の衰退とともに茶屋の数は減りましたが、現在でも舞妓、芸妓の伝統が受け継がれている由緒ある街です。
上七軒と言えば、毎年春に上七軒歌舞練場にて開かれる「北野をどり」、そして秋に開かれる「寿会」が有名です。上七軒の舞妓、芸妓が披露する踊りは、今も京都に伝統が息づいていること、そして進化し続けていることを教えてくれます。
また上七軒歌舞練場のもう1つの楽しみは、夏にオープンするビアガーデン。風情溢れる日本庭園を眺めながらお酒を楽しむ事ができます。その他に周辺で30年以上続く洋食の名店「萬春」の味は、多くの著名人たちにも愛されています。
上七軒周辺を歩けば、派手な観光名所はないものの、生活と一体になっている花街の伝統的な空気を感じる事ができます。観光色の強い場所が多い中において、上七軒という場所の存在はとても貴重なものに思えます。
【名称】上七軒 (かみしちけん)
【所在地】京都府京都市上京区今出川通七本松西入ル真盛町
【最寄駅】京福電車北野線「北野白梅町」下車徒歩10分。市バス「上七軒」すぐ。
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